先日香港で開催されたWorld of Web3サミットで、アウキ・ラボの創設者であり、ポスメッシュの立役者であるニルス・ピールが基調講演を行い、その中でサトシ・ナカモトの遺産について語った。ネタバレ注意：ビットコインではない。

ニルスの予測：2124年、人類がサトシ・ナカモトについて思い出すのは、AIとAIエージェントに空間感覚を与えたことだろう。  将来、複数のAIエージェント（自動運転車、宅配ドローン、人型ロボット、AIコンパニオンなどを含む）の出現は、地球上の意思決定者の数が増加し、ナノトランザクションの数も同様に増加することを意味する。私たちに必要なのは、空間AIである。

‍

‍

重要なのは、現在の物理的インフラはすでに、特に地球上で最大の都市部において、人類とそのデバイスをナビゲーションするのに苦労しているということだ。  現在のデバイスはGPSに依存しているが、このLOS（Line of Sight )技術は上空の衛星から見えるかどうかに依存している。これは高層ビルや摩天楼の数と密度が増えれば増えるほど難しくなる。

これはグレーターベイエリア（世界最大の都市部）やニューヨークでよく見られる問題で、GPSは上空からあなたの位置を「知る」のに苦労する。AIの意思決定者が増え、特に都市部の居住密度が高まるにつれて、AIに物理的な空間感覚を持たせるより良い方法が必要になる。 例えば、AIロボットが複雑な空間をナビゲートし、物理的世界に関する質問に答えられるようにするには、空間セマンティック推論力を必要とする。

今こそが、デジタル情報が私たちの物理的空間に存在し、現実世界と相互作用し始める転換期なのだ。私たちは空間インターネットの夜明けにいるが、iPhoneやロボットのようなデバイスは、現実世界を解釈するための空間認識や固有の能力に限りがある。  そのため、空間ナビゲーションはますます難しくなっている。

しかし、GPSの次に来るものは何だろうか？  その答えは、DePIN、すなわち世界規模のAIのための分散型物理インフラネットワークであり、企業や政府ではなく人々が資金を提供し、所有し、運営するものである。  最も重要なDePINは、分散型AI認識ネットワークである。このデバイスとセンサーのネットワークは、自律性やプライバシーを損なうことなく、空間データや価値を互いに協調的に交換することを可能にする。

ポスメッシュは人類をエンパワーするためのツールであり、ARと空間コンピューティングが何十億ものAI取引を可能にする未来の前兆である。ポスメッシュは空間AIの問題を解決し、CPU要件を削減し、何十億ものAI意思決定者と空間インターネットの取引を可能にする。ポスメッシュはAI認識のためのDePINであり、それはすでに稼働している。

‍

アウキ・ラボについて

アウキ・ラボは、ポスメッシュドメインを構築する：拡張現実を共有するための仮想不動産であり、あなたの知識や想像力を他の人の心の中に顕在化させることを可能にする。

空間コンピューティングは、デジタル情報を空間に固定することを可能にし、インターネットのパワーを物理的世界にもたらす。空間インターネットは、私たちがコンピュータやお互いとどう接するかにおける構造的なシフトである。それは、PCからモバイルへの移行に匹敵する変革をもたらすだろう。

この独自のソリューションは、協調的な空間コンピューティングのための分散型でプライバシーを保護するプロトコルであるポスメッシュに支えられている。

‍X（旧Twitter）| LinkedIn | Medium | YouTube | AukiLabs.com

‍

ポスメッシュ財団について

ポスメッシュ財団の使命は、人間のコミュニケーションにおける次の大きな飛躍である共有拡張現実を可能にする事と、AIとロボットに機械深部感覚を与えることである。

私たちに課せられた使命は、地球とその先にいる次の1000億の人々、デバイス、AIのために、普遍的な空間コンピューティング・プロトコルと、関連するユーティリティ・トークンを確立することだ。

X（旧Twitter）| Discord | LinkedIn | Medium | Updates | YouTube  | Telegram | Whitepaper